研究課題/領域番号 |
15K17133
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営学
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
守 政毅 立命館大学, 経営学部, 教授 (00434704)
|
研究協力者 |
Ng Ignace カナダ・ビクトリア大学, 商学部, 教授
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | ネットワーク組織 / 企業家ネットワーク形成 / 構造的隙間 / 社会関係資本 / 中華総商会 / 華人ネットワーク |
研究成果の概要 |
本研究は、ネットワーク組織が企業家のネットワーク形成と社会関係資本の獲得に与える影響について探究する。そのため、先行研究が扱ってこなかった問題に取り組む。すなわち、ネットワーク組織の構造や活動頻度が、構造的隙間の橋渡しによる企業家ネットワークの形成にどのような影響を与えるか、ネットワーク組織内の規範や組織活動に対して、企業家の参画・貢献を通じた信頼関係の構築が、社会関係資本の獲得にどのような影響を与えるか、という問題を明らかにする。そのうえで、ネットワーク組織が企業家のネットワーク形成と社会関係資本の獲得にどのような影響を与えるかを説明する理論構築及び実証に貢献することを本研究は意図する。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、社会ネットワーク理論を理論的基盤として用い、ネットワーク組織による企業家のネットワーク形成と社会関係資本の獲得に対する影響について検討し、以下の結果を得た。①連結ピン組織としての機能を有するネットワーク組織は、ネットワーク構築の度合いと組織活動の頻度は高いほど、ネットワーク組織に参加する華人企業家に対してネットワークの構造的隙間を橋渡しする、仲介の役割を果たす。②会員同士が互酬的に行動する組織規範に従うことが期待されるため、企業家がネットワーク組織の組織活動に参加すると同時に、運営に参画・貢献する度合いが高いほど、信頼関係の構築による社会関係資本が獲得できることが示唆された。
|