研究課題/領域番号 |
15K17136
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 追手門学院大学 |
研究代表者 |
神吉 直人 追手門学院大学, 経営学部, 准教授 (90467671)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | デザイン / ネットワーク分析 / 当事者意識 / ネットワーク / 信頼 |
研究成果の概要 |
本研究は,デザイン・マネジメントの巧拙に影響する関係構造(ネットワーク特性)とコミュニケーションに関する知見を明らかにすることを目的としていた。研究期間では,まず優れたデザインの実現に向けた方向性の一つとして,Iansiti(1998)の技術統合を援用し,デザインと技術を統合的に考える必要があること(デザイン-技術統合)を提示した。そして,これに関する定量調査をネットワーク分析の手法を用いて行う際の留意点などについて,予備的な検討を行った。この他には,デザイン・マネジメントとの関連にまで迫ることはできなかったが、関連概念として信頼や抽象的思考について検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は,まず,日本の携帯電話端末メーカーのインハウスデザイナーに対する聞き取り調査から,デザイン-技術統合の概念を提示したことが挙げられる。これによって,工業デザインと機能設計を統合して考えることの重要性を明らかにした。この点は,実務に対する示唆として,社会的意義とも考えられる。次に,今後の研究の予備的考察として,関係性の構造とデザイン-技術統合の関係について,ネットワーク分析の手法を用いた研究を行う際の論点整理を行ったことも,学術的意義として挙げられる。
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