研究課題/領域番号 |
15K17169
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
西居 豪 専修大学, 商学部, 教授 (30439517)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | マネジメント・コントロール / インタラクティブ・コントロール / 戦略的業績評価システム / テンション / 業績評価指標の属性 / コントロール・パッケージ / シミュレーション / 利益観 / 戦略的業績評価 / 個人の利益観 / 学習 / コンピュータ・シミュレーション / 集約的業績評価 / インターラクティブ・コントロール / ダイナミック・プロセス / 戦略的不確実性 / 柔軟役割志向 / 業績評価システム / メカニズム / BSC / 会計知識 / パーソナリティ / 理論的構成概念 / 傾性概念 / 管理会計システム / パーソナリティ特性 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本企業の管理会計実践を分析するためのマネジメント・コントロール概念を明確化することを目的としている。研究手法や管理会計技法に関して、多角的な視点よりアプローチすることで、同概念の明確化に貢献した。具体的には、対立的な目標を同時追求するなかでの戦略的業績評価システムの役割,利用と開拓の学習バランスや協力的行動形成に評価指標の測定範囲が及ぼす影響、複数のコントロールの同時利用と組織の重さとの関係,インタラクティブ・コントロールにおける情報共有プロセスの違いがイノベーションに及ぼす影響,会計知識の取得への個人の内的要因の影響,個人の利益観が意思決定に及ぼす影響について明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は下記のとおりである。まず,対立的な目標の同時追求という局面下での戦略的業績評価システムの成果について実証的に明らかにしたこと,複数のコントロール利用と組織の重さとの関係を明らかにしたこと,意思決定上の違いに影響する個人の利益観概念を測定したこと,会計知識獲得への性格特性への影響について明らかにしたこと,管理会計研究では比較的新しい研究手法であるコンピュータ・シミュレーションを用いて,業績評価やマネジメント・コントロールを対象とした検証が可能であることを示し,特に時系列的な詳細な変化過程を追跡したことは,本研究の重要な貢献であると考えられる。
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