研究課題/領域番号 |
15K17173
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 就実大学 |
研究代表者 |
鈴木 新 就実大学, 経営学部, 准教授 (10637002)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 原価企画 / 製品開発 / 規範 / 感情 / アクターネットワーク理論 / 翻訳の社会学 / フィードフォワード・コントロール / 新製品開発 / サイバネティクス / 管理会計 / フィードフォワード / 許容原価 / 管理技術 / VE / SQC / 原価管理 / コストマネジメント / VE |
研究成果の概要 |
本研究は、新製品開発における原価管理活動である原価企画を対象にして、それが変化を伴いながら存続していくメカニズムを研究した。 具体的には、原価企画を「新製品開発の論理」と「資本の論理」という2つの論理が互いに規制し合いながら常に形成され続ける活動と捉え、このうち新製品開発の論理については製品開発担当者らの有する規範性と情緒性が難しい問題への解を与える原動力を生み出すこと、そして資本の論理については、事前に利益を確保するためのコントロールの仕組みが製品開発担当者の規範性や情緒性を引き起こし行動をマネジメントするように設計されていることを論じた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新製品開発は企業および経済・社会の発展のために必要であり、そのために企業内部の製品開発者の行動をいかにマネジメントするのかの研究が重要となる。そこで、本研究は原価企画という日本企業における新製品開発コスト・マネジメントの活動を対象に、製品開発に携わる人々がもつ(例えば「よい製品を作る」というような)規範や情緒といった感情的な面に着目して、そうした感情が製品開発における壁や困難を乗り越える原動力となっている事、さらにそれを誘発するような形で利益管理システムが設計されている事を論じ、新製品開発の会計的なマネジメント論の可能性を示したものである。
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