研究課題/領域番号 |
15K17175
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 中央大学 (2017-2018) 西南学院大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
福島 一矩 中央大学, 商学部, 准教授 (50548881)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 管理会計能力 / 吸収能力 / 経験学習能力 / 組織業績 / 業績管理 / 管理会計 |
研究成果の概要 |
本研究は,同様の管理会計システムを利用していながら,組織業績に及ぼす影響が異なる理由はなぜか,それを解き明かすものである。本研究では,これまでの議論で指摘されてきた経験学習能力と吸収能力に着目し,管理会計能力という概念を構築したうえで,その理由を解き明かしている。その結果,管理会計の利用が組織業績に好影響を及ぼすことができるかどうかは,管理会計の利用経験からの学びを活かしていくための経験学習能力と,組織内外に存在する管理会計の利用に関する新たな知識・情報の価値を認識し,取り入れることで既存の知識や組織ルーティンの変化させるための吸収能力の高さに依存している可能性があることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的な意義は,同じような管理会計を利用しているにもかかわらず組織業績に与える影響が異なるのはなぜかという疑問に対するひとつの解を示したという点である。一方で実務的には,単に管理会計を利用するだけでは必ずしも期待されたような効果を得ることができるわけではなく,管理会計能力(吸収能力,経験学習能力)を高めるような取り組みを行うことが不可欠であることを示したという意義がある。
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