研究課題/領域番号 |
15K17179
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 (2018-2019) 山形大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
伊藤 嘉高 新潟医療福祉大学, 医療経営管理学部, 講師 (40550653)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | サービス付き高齢者向け住宅 / サービス付き高齢者住宅 / 超高齢者 / 移動 / 社会関係資本 / ソーシャル・キャピタル / 地域居住 / 地域社会学 / 医療社会学 |
研究成果の概要 |
地域外のサ高住の住み替えであろうと、地域内のサ高住の住み替えであろうと、サ高住という住居の特性とともに、移動や通信に関わるさまざまな事物の存在の有無が、ソーシャルキャピタルとの有意な連関を示した(ただし、本調査は、単線的な因果関係を裏付けるものではなく、焦点は人間と非人間の流動的な混淆にある)。 地域居住の時代において、どの地域に住み、どのような住居に住み、どのようなサービスを受け、それまでの人間関係を維持・発展させるのかに目が向かいがちだが、社会関係資本は所与のものではなく、さまざまな事物との連関によって、集合性がフレキシブルに変わる実態が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
すでに超高齢社会を向かえた地方において実施された本研究は、今後、さらに高齢化の進む各地の地域包括ケアのあり方を考える上で重要な材料となる。さらに、現下の医療・介護政策に対しても、社会保障費抑制の視点ではなく、社会関係資本の維持・展開というポジティブな視点から医療・介護資源の有効活用を「社会学的に」捉え返すことを可能にしている。
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