研究課題/領域番号 |
15K17188
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 北九州市立大学 |
研究代表者 |
濱野 健 北九州市立大学, 文学部, 准教授 (40620985)
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研究協力者 |
Alexy Allison University of Michigan
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 家族 / 国際結婚 / 離婚 / 国際法 / グローバリゼーション / ジェンダー / 子ども / 人権 / グローバル化 / ハーグ条約 / 共同養育 / 家族紛争 / 社会学 / 日本 / オーストラリア / 結婚 / 親権 / 親密圏 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は以下の通りである。「ハーグ条約」の加盟などにより、国境を越えて編成された「グローバル家族」に発生する婚姻関係の破綻後の子どもの連れ去り問題に対する国際的な「解決」メカニズムが構築される一方、この問題の構造的な要因、国際結婚にという移住形式に由来する、現地での移民女性と社会格差が未解決のままである状況を、現地での調査から明らかにする。日本(人)をめぐるハーグ条約問題を具体的事例とし、移住女性の現地の社会資源の不足により、家庭内の問題が悪化する経緯、その支援のための現地の日系コミュニティによる現状把握と支援状況を、研究協力者と連携し現地での比較調査にて明らかにする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では家族観が国境や社会を超え再帰的に変容=制度化している「グローバル家族」の問題を社会学的に扱う。公正に基づくグローバルな制度の中で不可視化されていく、移民女性の格差問題の構造を明らかにする実証的研究としての独創性をもつ。ここでは現在社会でも広く認知されているハーグ条約問題を中心に据えることで、研究成果の公開において日本・海外で与えるインパクトを十分に期待できる。グローバル化を背景とした個人・移住者コミュニティ・国際的な制度的枠組みの関係性において新たな研究領域を構築する。
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