研究課題/領域番号 |
15K17189
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 福岡県立大学 |
研究代表者 |
佐野 麻由子 福岡県立大学, 人間社会学部, 准教授 (00585416)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 男児選好 / ネパール / 社会的地位の上昇志向 / 相対的剥奪感 / ブラーマン化 / 相対的上昇感 / 諦念 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、ネパールを事例に男児選好の促進/抑制要因を解明することにあった。2016年10月~2017年3月に実施した質問紙調査の分析から、男児選好の促進要因として、息子への財政的支援や老後の保障としての期待、地位の象徴的上昇を、抑制要因としてより高い社会的・経済的地位に昇りつめようとする姿勢である「社会的地位の上昇志向」を挙げた。そして、地位の象徴的上昇のための男児選好は格差が存続する限り消えないものの、財政的支援や老後の保障を理由にした男児選好は、社会状況の変化に伴い緩和される、業績主義への移行により属性に規定されずに自己実現が可能になった際に、男児選好が弱まるとした。
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