研究課題/領域番号 |
15K17204
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
櫻井 悟史 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 研究員 (90706673)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 死刑 / 戦後史 / 歴史社会学 / 犯罪社会学 / 戦争犯罪裁判 / 軍法会議 / 絞首刑 / 残虐 / 刑罰 / 占領期 / 死刑存廃論 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、「なぜ日本は死刑を存置し続けるのか」という問いについて、刑法だけでなく、軍法会議や戦争犯罪裁判における死刑も含めて検討することにあった。 本研究の成果は四つある。第一に、日本陸軍軍法会議とフランスBC級戦争犯罪裁判の結節点を見出した。第二に、存在不明とされていたA級戦犯の死刑執行始末書の原本を、アメリカ国立公文書館Ⅱにおける調査で発見した。第三に、1948年3月12日の死刑制度合憲判決に注目して、占領期という歴史的・社会的背景が、死刑存置の要因の一つであったと明らかにした。第四に、現在までの日本における死刑制度の論争の歴史をまとめ、両論併記型死刑存置論を提示した。
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