研究課題/領域番号 |
15K17209
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 高崎経済大学 (2017) 福岡工業大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
宇田 和子 高崎経済大学, 地域政策学部, 准教授 (90733551)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 化学物質過敏症 / 社会的孤立 / 病いの経験 / 環境病 / contested illness / 環境社会学 / 医療社会学 / 環境被害 / 公害 / 共苦の困難性 |
研究成果の概要 |
化学物質過敏症とは、化学物質への過敏性を獲得した者が、周囲の多様な化学物質に反応し、さまざまな臨床症状を発する病である。この病の実在/不在をめぐっては、医学的・社会的論争が絶えないが、本研究は実在論に立ち、どのような病いの経験がされているのか、またどのような政策が必要とされているかを明らかにした。 フィールドワークでは、関係者24名に聞き取りを行ったほか、国内外の116文献からデータベースと年表を作成した。 これらのデータから、患者にとっての困難とは、病が社会における正統性を欠如していることであり、患者は周囲の協力を得るために代替的な病名を名のるなど、さまざまな生存戦略を採っていることがわかった。
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