研究課題/領域番号 |
15K17219
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
|
研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
谷口 由希子 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 准教授 (80449470)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 児童養護施設 / 社会的排除 / リスク予防 / 自立 / 学習支援 / 複線的自立 / プログラム評価 |
研究成果の概要 |
本研究は、児童養護施設で生活する子どもに対する学習支援と主体的な進路選択を体系的に捉え、学習支援から離脱する子どもを包摂する複線的自立の条件を明らかにすることを目的に行った。それと同時に学習支援のプログラム評価を行った。第一に、施設で生活する中学生・高校生の調査を行い、子どもの主体的な進路選択の形成過程を職員の援助実践、外部講師による学習支援の実践と合わせて分析した。第二に、子どもの進路選択に対する学習支援の効果およびプログラム評価を行った。以上により、児童養護施設で生活する子どもに対する複線的自立支援体系を検討した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、1)児童養護施設から自立生活の移行過程の分析による将来の社会的排除のリスク予防および、2)体系的な自立援助実践および政策の検討にあると考えられる。 本研究の成果は、児童養護施設だけではなく社会的な援助機関と連動した形で子どもたちのリスク予防を示している。研究成果を児童養護施設、政府機関・地方自治体や子どもの支援に関わるNPO等にはたらきかけると同時に政策提言という形で還元していくことが今後の課題として挙げられる。
|