研究課題/領域番号 |
15K17249
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 奈良女子大学 (2016-2018) 大阪大学 (2015) |
研究代表者 |
阿形 亜子 奈良女子大学, 大学院人間文化研究科, 博士研究員 (80637140)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 集団 / リスク判断 / 認知 / 親密な関係 / リスクテイキング / 報酬と損失 / 物質量の認知 / リスク認知 / 集団状況 / 認知的枠組み |
研究成果の概要 |
周囲に人種などが同じ他者がいる課題状況は、動機づけやパフォーマンスを変化させることが先行研究によって明らかにされている。本研究の目的は、周囲に他者がいるという集団状況が、リスクテイク判断や、物質量の認知、表情認知に及ぼす影響を調べるものである。研究の結果、周囲に他者がいるのみの集団状況や、ともにチームで課題をおこなうような相互作用のある集団の影響よりも、個人に自己と深く関わるような(親密な)他者がいるかどうかが、リスクテイク判断に影響することが明らかとなった。親密な他者との関わりがある人ほど、利益を獲得するためにチャレンジするような場面で、よりリスキーな判断をしやすいことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、親密な対人関係が報酬獲得に関する判断に影響を及ぼすことが明らかとなった。この結果は、日常の対人関係の重要さを喚起する知見であると考えている。また本研究によって、先行研究で示されていた、人種などの同じ特徴を持つ他者と作業をすると動機づけやパフォーマンスが高まるといったMere belonging の背景には、日常の親密な人間関係があることが示唆された。
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