研究課題/領域番号 |
15K17251
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会心理学
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
大薗 博記 鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 准教授 (50709467)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 協力 / 集団 / 社会的ジレンマ / 公共財 / 罰 / 制度 / リワード / 進化 / 統治 / 公共財問題 / ガバナンス |
研究成果の概要 |
本研究は、社会的ジレンマ(SD)の解決策として提示されてきた、罰・報酬(サンクション)システムの有効性を、集団規模と制度に着目して比較検討した。その結果、個人間サンクションでは、サブグループ化(直接サンクションを行える成員が限定される状況)が起こることで大規模集団での協力は維持されにくいことが示された。また、集権的な制度罰システムでは、2次罰(システムに支援しない成員への罰)が大集団での協力を維持させることが示された。これらにより、「SD解決には小規模集団では個人報酬システム、大規模集団では制度罰システムが有効である」が示された。
|