研究課題/領域番号 |
15K17260
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 神戸学院大学 |
研究代表者 |
毛 新華 神戸学院大学, 心理学部, 准教授 (90506958)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 文化適応 / 社会的スキル / 在中国の日本人 / 文化 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,中国の在留日本人に焦点を当て,彼らの中国文化適応を「中国人との対人関係の形成」という視点から切り込み,社会的スキルの観点から,適応を促進する手段を講じることである。etic-emicアプローチを用いて、社会的スキルの文化共通の部分と文化独自の部分を区別し,一連の研究を通して,①日本人学生を対象に,「社会的スキルの中国文化的要素」の頑健性を確認した。そして、②実際中国滞在中の日本人留学生に文化適応のSSTプログラムを適用し,その効果を確認した。本研究で考案されたプログラムは中国の在留日本人の中国文化適応の促進に役に立つと言えよう。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義:従来の日本人の異文化適応については,主に日本人の欧米文化への適応に焦点が当てられた。本研究は,日本人の東アジア文化内の文化適応の結果をもって,従来の東洋vs西洋に関する文化適応の理論を拡張・展開する契機となった。 社会的意義:グローバル社会の進展とともに,中国に長期滞在し,中国人とコミュニケーションを取らなければならない日本人が多い。本研究で実施した文化適応のトレーニングは彼らの中国人との対人関係の質の向上につながった。本研究の知見は,今後,日中間の人的交流のさらなる活発化に資し,日中両国の「草の根」の交流への貢献を期待することができる。
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