研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、小グループでの学習に関する教師の実践知を明らかにすることであった。小グループでの学習時における教師の支援やその際の思考の特徴を検討した結果、(1)教師は直接関わらないで学習者を見取り、その後の支援を検討することに多くの時間を費やしていること、(2)その際に学習者についての知識や教材に関する知識を基に学習者の問題解決過程および関わりの様子を見取り、驚きや後悔といった情動を経験しながら、学習者に委ねる、あるいは思考や関わりを促す支援を行うなどの判断をしていることが示された。これらの知見は、小グループでの学習の質を高めるための教師の実践知であると同時に、実践を省察する視点となる。
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