研究課題/領域番号 |
15K17283
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 名古屋大学 (2018) 椙山女学園大学 (2016-2017) 明治学院大学 (2015) |
研究代表者 |
溝川 藍 名古屋大学, 大学院教育発達科学研究科, 准教授 (50633492)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 幼児期 / 児童期 / 言葉かけ / 動機づけ / 認知発達 / 保育 / 教育 / ほめ / 自他理解 / 児童 / 心の理論 / 幼児 |
研究成果の概要 |
子どもは社会生活において様々な評価フィードバックを受けるが,他者から与えられる評価は,必ずしも自己評価と一致しない。本研究では,自己評価と他者評価の間に食い違いが生じている場面に着目し,失敗したにもかかわらず保育者・教師からほめられた際に,幼児・児童がどのような反応を示すのかについて検討を行った。その結果,年齢が上がるほど失敗場面でほめされた際にネガティブな反応を示すようになることと,心の理論の発達と失敗場面でのほめに対するネガティブな反応の関連が明らかになった。また,保育者・教師への質問紙調査から,子どもの特性に応じた言葉かけの実態や,保育者・教師自身の特性と言葉かけの関連が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,失敗したにもかかわらず保育者・教師からほめられる場面における子どもの反応について検討を行い,自己の活動に対する評価に自他間で不一致が生じている場合に,幼児・児童が,他者からの評価をどのように受け止め,次の行動につなげているのかが明らかにされた。さらに,保育者・教師を対象に実施した質問紙調査からは,保育・教育現場における言葉かけの実態と,保育者・教師自身の特性と言葉かけの関連が示された。本研究により,子どもの発達をふまえた言葉かけを考える上での有用な知見が得られた。
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