研究課題
若手研究(B)
現在,肥満治療は難渋しており効果的な治療法が求められている。本研究では,肥満症患者の食欲制御不全の神経基盤の解明し,マインドフルネスの有効性を検証することを目的にした。肥満患者は健常者とは異なり,即時的な方略では脳内の食欲制御機能が働きにくいこと,内部感覚や情動処理に関わる島皮質と前帯状皮質の変化があることから,食欲調整や感情処理の困難であることが明らかとなった。島皮質と前帯状皮質はマインドフルネスの訓練により容量が増加する領域であり,マインドフルネスが肥満治療に有益であることが示唆された。今後は,本研究で作成したマインドフルネスに基づく介入手法の効果検証を目指していく。
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マインドフルネス精神療法
巻: 3 ページ: 3-14
巻: 3 ページ: 111-111