研究課題/領域番号 |
15K17288
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター (2016-2018) 関東短期大学 (2015) |
研究代表者 |
藤里 紘子 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 認知行動療法センター, 流動研究員 (50610333)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 認知行動療法 / 児童青年 / 統一プロトコル / 不安症 / 抑うつ障害 / 強迫症 / うつ病 / 不安障害 / 児童 / 青年 |
研究成果の概要 |
感情障害(不安症、抑うつ障害、強迫症など)を抱える児童青年に幅広く適用可能な最先端の認知行動療法とされる統一プロトコル(Unified protocol: UP)を日本に導入し、児童版UP(UP-C)および青年版UP(UP-A)のワークブックとセラピストガイドの開発を進めた。また、17組の親子を対象にUP-Cを実施し、UP-Cは日本においても安全に実施可能であり、有効であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、児童青年の感情障害に対して海外で有効性が示されているUP-CおよびUP-Aを日本に初めて導入し、日本の文化に合わせた改訂を行った。また、対象者が少なく、研究デザインとしても限定的な結果ではあるが、UP-Cの実施可能性と有効性を示した。今後研究を発展させ、UP-CおよびUP-Aの有効性が確認されれば、ひとつの治療法で複数の疾患に対応できるようになる。それにより、子どもの学校適応上の問題や、対人関係上の問題、将来の精神疾患のリスク軽減、将来の医療費削減に大いに貢献すると期待される。
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