研究課題/領域番号 |
15K17316
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 九州ルーテル学院大学 |
研究代表者 |
石坂 昌子 九州ルーテル学院大学, 人文学部, 准教授 (70644821)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 難病 / QOL / 心理的支援 / 家族支援 / フィードバック面接 / SEIQoL-DW / 代理評価 / 臨床心理学 / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
本研究では,難病患者のQOL(Quality of Life)に着目し,患者と家族の心理的支援のアプローチ法を考案した。まず,SEIQoL-DWという半構造化面接を用いて,患者のQOLに関して,自己評価と家族による代理評価を実施した。次に,それらの評価を比較検討し,共通点とズレを中心に,患者と家族へフィードバック面接を行った。その結果,患者の自己理解,家族との相互理解,さらに,コミュニケーションの促進,患者と家族の関係性がより開かれること等につながることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,日本では難病の患者に対する良質かつ適切な医療の確保及び療養生活の質の維持向上を図るため,医療等に関して新たな法律が施行される等,難病医療の転換期とも言える。しかし,難病の心理的支援に関してはアプローチ法が国内外であまり定まっていない中,本研究では難病患者のQOL(Quality of Life)に焦点を当てて,SEIQoL-DWという半構造化面接を用い,フィードバック面接という具体的な方法を考案した。この面接法は,難病患者のみならずその家族への心理的支援にも有効であり,かつSEIQoL-DWの支援のための具体的な活用方法として示唆を与えるものであろう。
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