研究課題/領域番号 |
15K17317
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 科学警察研究所 |
研究代表者 |
和智 妙子 科学警察研究所, 犯罪行動科学部, 主任研究官 (30415442)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 国民の意見 / 取調べ / 知的障害 / オープン質問 / 発問方法 |
研究成果の概要 |
本研究では、被疑者と取調べ官とのやりとりを描写したスクリプト形式の調査票を用いて、大学生と一般国民を対象に、取調べ手法をどのように評価するか、また被疑者特徴がその評価に影響するかを検討した。参加者は、心理学的知見から推奨されている取調べ手法(例えばオープン質問の多い取調べ)を、そうではない手法(例えばクローズド質問の多い取調べ)よりも、肯定的に評価していた。また、被疑者の知的障害の有無が取調べの評価に影響することが示されたが、被疑者の逮捕経験及び元暴力団という特徴は、取調べの評価にあまり影響がみられず、被疑者特徴により取調べの評価への影響が異なることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
取調べに着目し、裁判員となりうる国民の意見や評価を検討している研究は、国内外ともにあまり実施されてこなかった。特に、本研究で利用したような取調べ官と被疑者との会話形式のスクリプトを提示して、心理学的に推奨されている取調べ手法に対する国民の評価を検討している研究は少なく、また被疑者特徴とこれら取調べ手法との相互作用を検討している研究はさらに少ないため、本研究の学術的意義は高い。本研究の結果は、公判における裁判員の意思決定の理解に役立つことが期待される。
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