研究課題/領域番号 |
15K17329
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 慶應義塾大学 (2016) 札幌医科大学 (2015) |
研究代表者 |
板口 典弘 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 訪問研究員 (50706637)
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研究協力者 |
福澤 一吉 早稲田大学, 文学部, 教授 (00156762)
吉原 将大 早稲田大学, 文学研究科
山田 千晴 早稲田大学, 文学研究科
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 空書 / 運動 / 身体性 / 文字 / 認知 / 書字 |
研究成果の概要 |
本研究は,健常者(若年・高齢)と脳損傷患者を対象として,身体運動が文字の認知に与えるメカニズムを明らかにすることを目的とした。一連の研究は,空書が漢字構成のような認知課題に対して与える促進効果は,その指運動を見ていないと生じないことを頑健に示した。また,刺激を比較的長時間呈示したときのみ,漢字の語彙能力と漢字課題成績が相関することが示された。さらに,頭頂葉損傷患者および健常高齢者双方においても,空書の促進効果が観察された。このような結果は,空書は低下した認知能力にかかわらず,その視覚的要素に関わるFBが認知処理を助けているという仮説を支持した。
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