研究課題/領域番号 |
15K17331
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験心理学
|
研究機関 | 安田女子大学 |
研究代表者 |
西村 聡生 安田女子大学, 心理学部, 准教授 (60533809)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 認知心理学 / 実験心理学 / 共同表象 / 空間表象 / 認知制御 / 刺激反応連合 / 行為と認知 / 個人間相互作用 / 認知競合 / 報酬 / 認知的競合 / 自己と他者 |
研究成果の概要 |
行動と刺激の連合に関して,以下の主たる研究成果を得た。刺激との連合に基づく影響は行動の速度と強度に異なる形で現れること,刺激との連合に基づく干渉は主として行動の空間表象に関して生じるが身体表象も関与すること,行動と刺激との連合に基づく干渉の認知制御は報酬が行動結果に伴う場合とそうでない場合で異なること,刺激と行動との連合に基づく相互作用は自他の位置関係ではなく行動が遂行される位置関係で決定されること,そして,他者の行動は刺激と連合して表象され,自身の課題表象に干渉することで影響を及ぼすことを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
個人内および個人間での行動に関する諸特性と刺激との連合の表象特性について多角的に検討した本研究の成果は,人間の認知の基本特性である要素間の連合形成に関する表象特性を行動の観点から幅広く明らかにするとともに,知見を個人間にも拡張し認知機能の個人間相互作用のメカニズムに関する示唆を与える。また,自他の行動に関する身体と空間の表象や刺激特徴との連合の知見は,仮想現実も含めた効率的な共同作業環境の構築についての示唆を与えることが期待される。
|