研究課題/領域番号 |
15K17342
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 南山大学 (2016-2018) 福井大学 (2015) |
研究代表者 |
山崎 智子 南山大学, 人文学部, 講師 (20636550)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | イングランド大学史 / 教養教育主義 / 技術・専門職教育 / 高等教育政策 / 「市民大学」 / 高等教育制度 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、教養教育と技術・専門職教育の関係を再考することである。19世紀末から20世紀初頭にかけてのイングランドにおいては、教養教育とは、アーツ・サイエンス科目という特定の科目を指すものから、技術・専門職科目を通じてでも達成できる目指すべき理念として位置づけられるようになった。このことから、教養教育は技術・専門職教育の対極にあるのではなく、両者は本質的に共存し得るものであり、教養教育はイングランドの大学において理念として根付いたということが指摘できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまで対極にあるとみなされてきたイングランドにおける教養教育と技術・専門職教育について、本質的に両者は共存しうると明らかにした点で、学術的な意義があるといえる。加えて、教養教育と専門教育のバランスの在り方の再検討は、今日の日本の大学においても重要な課題である。当時のイングランドと現代の日本の社会経済的背景は同じではないものの、本研究は日本の大学教育にも多くの示唆を与えるものと考えられる。
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