研究課題/領域番号 |
15K17358
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 武蔵野美術大学 (2016-2020) 東京家政大学 (2015) |
研究代表者 |
植田 千賀子 (田中千賀子 / 田中 千賀子) 武蔵野美術大学, 造形学部, 講師 (10711674)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 教育史 / 学校園 / 学校林 / 学校施設 / 自然環境 / 大正 / 新教育 / 森林教育 / 野外教育 / 明治 / 長野県 / 諏訪市 / 植物園 / 総合学習 / 農村 / 教育環境 / 日本教育史 / 奈良女子高等師範学校附属小学校 / 美術教育 / 奈良女子高等師範学校 / 木下竹次 / 体験学習 / 京都 / 教育学 |
研究成果の概要 |
本研究は、大正期の学校園の展開について、新教育の実践に着目ながら実態を明らかにすることを目的とした。全国的な動向を確認するために小学校の学校沿革史や学校所蔵資料等の調査や分析をおこなった。また現在までの学校園に関わる施設についても検討の対象とした。主な成果として、奈良女子高等師範学校において大正新教育の影響をうけた「学習園」の取り組みが確認でき、子どもの主体性を重視する教育活動との関連性が明らかになった。また長野県内において「学校林」の整備と合わせて学校園が推進された事例など、地域や学校の特色に応じた目的や形態をもって多様に実施されていた状況が確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、現代的課題としても注目される自然環境に関わる教育実践を、客観的に分析するための理論研究として位置付く。本研究で学校園の目的や形態などが事例ごとに異なり、地域社会や学校の特色をふまえていた点を実証したことは、現在の教育実践のあり方に対する示唆をあたえる意味で社会的意義をもつ。また学術的意義としては、教育史学の分野での成果発表にとどまらず、日本森林学会、日本野外学会などにおける学会大会報告や論文投稿、地域資料研究グループとの連携による本研究の情報提供など、関連分野での公表につとめたことで、これらの分野における歴史的研究の進展にも寄与できたと考える。
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