研究課題/領域番号 |
15K17366
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 平安女学院大学 |
研究代表者 |
陳 虹ブン 平安女学院大学, 国際観光学部, 准教授 (60534849)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 教育史 / 植民地教育 / 教科書研究 / 台湾 / 国語教科書 / 教科書 / 教科書史 / 植民地教科書 / 児童生活史 / 台湾教育 / 子どもの生活史 / 国語教育 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、日本統治下の台湾で使われていた初等・初級国語(日本語)教科書に描かれている理想な植民地「国民像」「生活像」と台湾人児童の「実生活」の落差を明らかにすることである。なお、植民地教育の研究成果を最終的に正確かつ分かりやすく学習者や一般人に伝えるために、実生活に密接した視点を取り入れて分析を行った。上述の目的を達成するために、研究期間中、日本統治下台湾人児童の日常生活と国語教科をテーマに計4本の論文を発表し、さらに一般や中等教育の学校教育向けの副教材としてブックレット『日本統治下の教科書と台湾の子どもたち』(風響社、2019)を出版した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は3つの目的をもって始めたものである。一つは教科書に描かれている子どもの理想像と現実の子どもたちの間の違いを検証すること。一つは、植民地時期の教科書を通して教えられた「日本」は戦後の台湾にどのような形で残されているのかを考察すること。最後に、植民地教育の研究成果をよりアクセスしやすい形で発表・公開することである。本研究は執行機期間を終えた段階で、研究成果を計4本の論文を発表し、学校教育でも使える副教材として1件の図書(ブックレット)を出版した。上述の研究目的を果たすだけでなく、研究成果を広く社会へ公開・発表できたことにも大きな意味を持っている。
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