研究課題/領域番号 |
15K17369
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
井藤 元 東京理科大学, 教育支援機構, 准教授 (20616263)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | シュタイナー教育 / 芸術教育 / 道徳教育 / アート / ユーモア / 笑い / 自然認識 / 笑いと教育 / フォルメン線描 / フォルメン / 教師教育 / オルタナティブ教育 / ゲーテ |
研究成果の概要 |
本研究課題をつうじてシュタイナー教育において芸術教育と道徳教育が不可分の関係にあることが解き明かされた。芸術教育をつうじて道徳教育が果たされるのである。本研究では、その独自のカリキュラムを支える思想的基盤を明らかにすることができた。また、シュタイナーの道徳教育においては、自己解放に基づく「笑い」が極めて重要な要素となっており、そうした「笑い」は「自由」へと通じてゆく。シュタイナーの人間形成論において、自由の獲得は最重要テーマであるが、シュタイナー教育における「笑い」の位置づけを解き明かすことによって、そこでの道徳教育のあり方の本質が浮き彫りになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題での成果は、道徳教育が教科となった現代の我が国の教育をめぐる現状に対して多くの示唆を与えるものであるように思われる。とりわけ、公立学校におけるシュタイナー教育の実践を志した沖縄シュタイナー教育実践研究会での取り組みにかかわることにより、シュタイナー教育を「閉じた」コミュニティーにおける特殊な実践とみなすのではなく、そのエッセンスを吸収しながら、一般的な公教育の中で取り入れてゆく可能性を見出すことができた。
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