研究課題/領域番号 |
15K17370
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 長崎大学 (2016-2018) 山口東京理科大学 (2015) |
研究代表者 |
畑中 大路 (畑中大路) 長崎大学, 教育学部, 准教授 (70734383)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | アイデア / 学校改善 / プロセス / ミドルリーダー / 知識移転 / 授業改革 / 人事異動 / 組織 |
研究成果の概要 |
本研究は、学校改善を果たす「知識」(アイデア)がいかにして生まれ、どのようにして発展し継承しているかというプロセスの解明を目的とした。 対象事例はある高校の学校改善過程であり、当該過程に関わった教員、生徒へのインタビュー調査及び参与観察を実施した。 研究の結果、明らかになったのは以下の3点である。①知識創造には、教職経験や当該経験で得た人的ネットワークが影響を及ぼしている。②知識創造・発展・継承のためには、組織構築が重要である。③知識創造・発展・継承のためには、その主体となるミドルリーダー育成が重要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の学校をめぐる環境変化は著しく、「これまで」どおりは通用せず、教育活動に関する新たな知識(アイデア)を生み出し、発展、継承させることは重要な教育課題である。しかしながら、これまでの研究では上記についての蓄積が不十分であった。その点、本研究は「研究成果の概要」に記載したような結果を産出することができ、学術的意義をもつ。また、当該結果は、今後ダウンサイジングが続くであろう学校組織において、学校間を超えた学校教育の充実の方途を探る方途を示すものであるとともに、その具体的な方策としての組織の在り様やミドルリーダー育成方法を示すものといえる。
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