研究課題/領域番号 |
15K17373
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 愛知江南短期大学 |
研究代表者 |
亀澤 朋恵 愛知江南短期大学, その他部局等, 講師 (60736239)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 教育史 / 教員養成史 / 教員検定 / 中等図画教育 / 美術教育史 / 「文検図画科」 / 教育学 / 中等教育史 / 中等教員養成史 |
研究成果の概要 |
本研究は、戦前期に行われていた「文部省師範学校中学校高等女学校教員検定試験」の「図画科」(以下、「文検図画科」と略記する)について、(1)「文検図画科」の試験の枠組み(2)検定委員(3)試験問題の分析(4)受験者(修学歴、受験動機、受験勉強の様子、合格後のキャリアの実態)、これら四つの観点から分析し、当該制度下における諸相の内実を明らかにした。戦前期の中等教員養成の制度の全体像の解明および、中等図画教育の実態解明のための示唆を寄与するものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義はおもに二つ挙げられる。一つは、「文検図画科」に焦点を当て、当該制度下における図画科の中等教員の養成・創出ルートに関わる諸相を明らかにし、「文検」研究および戦前期の中等教員養成制度の全体像の解明に貢献することができたことである。いま一つは、試験問題の背後にある求められた図画教員の資質の内実、受験勉強の様子から示唆される図画教員の力量形成の過程を明らかにし、戦前期の中等図画教育の実態解明に寄与しうることである。
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