研究課題/領域番号 |
15K17378
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
中西 啓喜 早稲田大学, 人間科学学術院, 講師(任期付) (10743734)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 高校教育 / 中等職業教育 / 小学科 / 継続教育 / トラッキング / 地域と教育 / 進路形成 / 推薦・AO入試 / 高大接続 / 教育社会学 / 進路分化 / キャリア教育 / 進路指導 / 生徒文化 |
研究成果の概要 |
本研究は、中等職業教育機関としての性格が曖昧となった現代日本の職業系専門高校を対象として、継続教育の出発点としての機能の限界と可能性を探ることが目的である。本研究によって明らかになったのは、次の通りである。第一に、専門高校は高校内部で小学科ごとにより細分化して検討すべきだということである。第二に、とりわけ農業高校においては、中等職業教育と職業生活との関連はより長期的に検討するべきであることが明らかになった。それというのも、農業従事者の親は子どもに18歳時点での就農を期待しておらず、生徒は継続教育機関として大学農学部だけでなく農業大学校も射程に入れ、その後の就農を検討しているからである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代職業系専門高校の多様性を考慮しつつ、高校生の進路形成メカニズムを長期的視点から検討する視点を把握することができた。これにより、現代職業系専門高校の実態を示し、今後の更なる継続教育の出発点としての職業系専門高校を検討する視点を得た。学術的意義としては、従来には下位トラックとして位置づけられてきた職業系専門高校の多様性を示すことで、現代のトラッキング構造を描き出し、トラッキング研究に対して新たな知見を付け加えることができた。
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