研究課題/領域番号 |
15K17394
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
臼坂 高司 茨城大学, 教育学部, 准教授 (30610688)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 技術教育 / 神経教育学 / 技能 / のこぎり引き / NIRS / 教示方法 / 脳科学的アプローチ / NIRS脳計測装置 / ものづくり / のこぎりびき |
研究成果の概要 |
本研究では,教示方法の異なる2つの条件を設定したのこぎり引きにおいて切断成績と切断時の脳血流量を計測した。のこぎり引き経験の少ない右利きの女子大学生(院生を含む)20名が実験に参加した。実験条件として,教示群(10名)と試行教示群(10名)を設定した。群ごとに2回の切断調査が行われた。その結果,教示方法を変えてのこぎり引きを行うことにより,科学的根拠に基づく教育を施すことができる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教育現場では,経験則だけではなく,科学的根拠に基づいた指導方法の提案が社会的に強く要請されている。のこぎり引き学習において,教示方法の違いが脳内処理にいかなる影響を及ぼすのか脳科学に基づいて検証したことで,教師が科学的な根拠に基づいて授業を行うために役立つ有益な知見が得られたと考えられる。本研究により,のこぎり引きの技能を習得する学習において,脳科学に基づいた新たな学習プログラムを提案できる成果が得られた。
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