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中高美術科教員養成におけるモデルを用いた彫刻教育の指導法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K17397
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 教科教育学
研究機関愛知教育大学

研究代表者

永江 智尚  愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (80742692)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード美術科教員養成 / 彫刻教育 / 美術教育 / 指導法 / 人物モデル / 塑造 / 教員養成 / 説明力 / ポートフォリオ / モデルを用いた彫刻教育の意義 / 指導内容と教育効果の関連 / 教員養成に特化した指導仮説
研究成果の概要

本研究では,まず,中高美術科教員養成におけるモデルを用いた彫刻教育について客観的に分析した。分析より,教員として求められる基礎的基本的な事項として,彫刻の造形要素についての知識理解および造形力の向上においては,彫刻教育でモデルを用いることの有用性が認められた。一方,彫刻の造形要素に関わる説明力については,知識理解や造形力と比較すると,あまり向上が見られなかった。結果を受け,既存のレポート課題を改善したことで,造形要素に関わる知識理解,造形要素に関わる説明力,観察力をさらに向上させることができた。以上の研究により,教員として求められる能力が向上する彫刻教育領域の指導法を開発することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の意義は二つある。
一つは「これからの大学改革の方向性を示唆した点」である。教員養成大学の美術の教科専門科目では,芸術家を養成する美術教育ではなく,教員として求められる能力を高めることに特化した教育が行われるような改革推進が求められている。本研究は,彫刻領域の視点から改革の方向性を示した。
もう一つは「美術教育分野において教育効果の検証で統計的手法を導入した点」である。美術教育の分野では教科の特性上,教育効果の数値化が難しいため,統計を用いた客観的な検証が行われない傾向がある。本研究では,数値化するためのチェックリストを作成し,統計的処理により教育効果を検証した点で意義が認められる。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2017

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] 中高美術科教員養成におけるモデルを用いた彫刻教育の指導法の研究Ⅱ2019

    • 著者名/発表者名
      永江智尚
    • 雑誌名

      美術教育学研究

      巻: 51 巻 ページ: 233-240

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 中高美術科教員養成におけるモデルを用いた彫刻教育の指導法の研究Ⅰ2017

    • 著者名/発表者名
      永江智尚
    • 雑誌名

      美術教育学研究

      巻: 49号 ページ: 257-264

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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