研究課題/領域番号 |
15K17398
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 奈良教育大学 |
研究代表者 |
舟橋 友香 奈良教育大学, 数学教育講座, 准教授 (30707469)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 数学科授業 / 算数科授業 / 相互行為 / 教授行為 / 学習者 / 熟練教師 / 算数授業 / 数学授業 / 教師の意思決定 / 教授・学習過程 / 数学の言語性 / 仕組まれた問題解決 / 中学校数学科授業 / 連立方程式 / 解法の議論 / まとめ / 算数・数学科授業 / 数学教育 / 授業 / 発問-応答過程 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,日本の経験豊富な教師による算数・数学科授業における相互行為のパターンを発問-応答過程を視点として特定し,その展開にみる教授行為・学習行為の特質を明らかにすることである. 本研究を通して,児童・生徒の発言と授業目標の双方を見据えた経験豊富な教師による授業の構造化の特徴,授業者と学習者の知覚のずれが生じる要因,数学の授業における言語的側面の重要性,学習者同士の相互行為にみる互恵的関係を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は,我が国の算数・数学科授業の改善の指針を得ることに資するものである.例えば,考察の対象の設定の必要性や考察の観点の意義が感得できない場合に問題は生徒の問題にならないこと,言葉がものや性質を認識する焦点をいかに置くかを決定するという立場から数学には自然言語との共通点を見出すことができ,それゆえ授業において数学的概念を明瞭に言語化することの意義を指摘した.
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