研究課題
若手研究(B)
短波長コヒーレント電磁波の生成は既にX線領域に達するが、その単一原子系との相互作用の実験的研究は深紫外領域に留まっている。真空紫外領域での単一原子分光が実現すると、量子電磁気力学の高精度検証、核遷移を用いた光周波数標準など、新規の応用へ道が拓ける。我々は平均出力数μW(マイクロワット)のコヒーレント真空紫外光を実験的に生成し、それにより単一原子を励起した際の蛍光観測レートを具体的に見積もることで、光学系の損失等を考慮しても単一原子の真空紫外分光が実現可能であることを示した。この実現に向け、本研究では真空紫外光を単一原子へと高効率に集光し、励起原子からの蛍光を高効率に結像できる光学系を開発した。
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すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)