研究課題
若手研究(B)
本研究では点と矢印からなる「圏」を基盤とした組合せ的ホモトピー論の構築,およびその応用を模索した。分割された空間に一方方向に向かう流れを与えたとき,その流れの留まる地点から圏を構築し,元の空間の情報を復元することに成功した。また,順序集合を分類する道具として,離散的な不変量を導入した。これらの理論の応用として,センサーネットワークによるターゲットの数え上げ問題を考えた。組合せ論的オイラー標数を用いた積分により,ネットワークグラフ上に散らばるターゲットの総数を求められる事を示した。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 謝辞記載あり 4件) 学会発表 (5件)
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