本研究では、次世代高エネルギーガンマ線望遠鏡群(CTA)計画の23メートル大口径望遠鏡(LST)のための超広帯域データ収集システムの開発研究を行った。光電子増倍管1855本で構成される焦点面カメラから観測中に生成される、40 Gbpsをこえると予想される膨大なデータを超高速に収集するシステムを構築し、望遠鏡のガンマ線検出感度を最大限に引き出すための研究を行った。東京大学宇宙線研究所および、スペイン領テネリフェ島のIAC研究所において、小型の焦点面カメラを構築し、性能試験を行い、十分なデータ転送帯域を達成できることを確認した。
|