研究課題/領域番号 |
15K17646
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
田代 寛之 名古屋大学, PhD登龍門推進室(理), 特任講師 (40437190)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 宇宙大規模構造 / 宇宙構造形成史 / 宇宙論的磁場 / 再電離期 / 宇宙背景放射 / 原始磁場 / 構造形成 / 一般相対性理論 / 宇宙再電離 / 大規模構造形成 / 宇宙マイクロ波背景放射 / 円偏光 |
研究成果の概要 |
宇宙論的観測を用いた、宇宙初期の構造形成の理解に向けた研究を行った。特に、新しい宇宙論的観測手法である宇宙論的21cm線観測に注目し、この観測を用いた構造形成史解明のための理論研究を主におこなった。その成果として、将来の21cm線観測が、幅広いスケールに渡って構造形成の種の統計的性質を明らかにすることや、宇宙再電離期という宇宙最初の天体形成と密接な関係がある時期の解明、また重力理論の検証にも応用可能であることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
宇宙論的起源を持つ21cm線の観測は新しい宇宙論劇観測として大きく注目されている。2020年代にはその最初の本格的観測 Square Kilometer Array (SKA) も国際計画として始まる。本研究では、その21cm線観測の宇宙論への応用の可能性を様々な着眼点より探っている。そのため本研究は、その本格観測へ向けた前駆的研究となっており、新しい宇宙論観測による宇宙論の展開方向を示すものである。
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