研究課題
若手研究(B)
本研究課題では、van der Waals密度汎関数(vdW-DF)法に基づく第一原理計算手法の開発と、vdW相互作用が重要と考えられる表面吸着系の電子状態および表面構造の理論的解析を行った。まず効率的なアルゴリズムに基づくvdW-DFの実装を行い、Si(100)表面におけるベンゼン吸着構造を解析した結果、近年提案されたvdW汎関数はすべてtight-bridge構造を支持し、vdW補正を考慮した手法間の矛盾が解決されることが分かった。次にナフタレンを担持したグラフェンの鏡像状態の解析を行い、ナフタレン単分子層に誘起した鏡像状態とグラフェン由来の鏡像状態の混成状態が出現することを明らかにした。
すべて 2018 2017 2016 2015
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 5件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (15件) (うち国際学会 7件、 招待講演 1件)
Physical Review Materials
巻: 1 ページ: 061001(R)-1-5
10.1103/PhysRevMaterials.1.061001
The Journal of Chemical Physics
巻: 147 ページ: 044708-1-5
10.1063/1.4995441
固体物理<第一原理からの物性シミュレーション>特集号
巻: 52 ページ: 53-61(627-635)
Jounal of Physical Chemistry C
巻: 121 ページ: 2807-2814
10.1021/acs.jpcc.6b11373
Physical Review B
巻: 93 ページ: 245440-1-9
10.1103/PhysRevB.93.245440
Scientific Report
巻: 6 ページ: 36258-1-10
10.1038/srep36258