研究課題/領域番号 |
15K17725
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
作道 直幸 お茶の水女子大学, ソフトマター教育研究センター, 特任助教 (50635555)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | Lee-Yangの量子クラスター展開法 / エネルギー汎関数を用いた変分法 / monopole dominance / Abelian dominance / 量子クラスター展開法 / 2次元ヘリウム3 |
研究成果の概要 |
(1) 2次元の3He系は液体相を持つか、という問題に取り組んだ。本研究ではエネルギー汎関数を用いた変分法を用いてエネルギーと粒子数密度の関係を求めることで、スピン三重項状態が準安定な液体相を形成することを発見した。(2) クォークの少数系に関して、QCDの真空のAbelian partやmonopole partが閉じ込めの性質をどの程度保持しているのかを明らかにした。(3) 古典系に関する新たな展開として粘弾性体の研究を行った。クラスター展開そのものではなく、上記(2)の研究で培った格子ゲージ理論の経験に基づいて、粘弾性体の亀裂進展に関する速度ジャンプのメカニズムの解明に成功した。
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