研究課題/領域番号 |
15K17761
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
坂崎 貴俊 京都大学, 理学研究科, 助教 (70723039)
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研究協力者 |
塩谷 雅人
藤原 正智
ハミルトン ケビン
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 大気潮汐 / 衛星観測 / 大気再解析 / 成層圏 / 国際共同研究 / S-RIP / 再解析 / 日周期 / 中間圏 / 再解析データ / 中層大気 / 日変動 |
研究成果の概要 |
成層圏大気(高度10-50 kmの領域)は,地球の気候変動の理解に不可欠である一方直接観測が難しい.本研究では,特に日周期成分に注目し、複数の衛星リモートセンシングデータと大気再解析データ(数値シミュレーションと観測を融合(データ同化)させて得られる大気場の推定値)を相互比較することで,“最も確からしい描像はどれか?”を調べた.その結果,日周期の中でも特定のモードにのみ観測-再解析の差が顕れること、衛星観測データを無条件に信じることは危険であること、大気再解析データでは衛星観測の同化の影響が(上空ほど)大きいこと,が明らかになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成層圏大気を記述するデータセットは複数の衛星観測データ・大気再解析データが存在する。従来、これらのデータについて系統的な品質評価はなされておらず、「どのデータを使えば良いのか」有益な指標がない状況であった。本研究では、大気の最も基本的な周期変動と言える日周期成分について、複数のデータを用いた網羅的な比較を初めて行い、それぞれのデータセットを使う利点と問題点を明らかにした。この結果は、大気再解析評価に関する国際プロジェクト(S-RIP)の報告書にも掲載されている。
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