研究成果の概要 |
希土類金属錯体触媒を用いるメタクリル酸メチルの重合を行い、高度に制御されたヘテロタクチック重合が進行する条件を詳細に調査した。1,2,3,4,5-ペンタメチルシクロペンタジエニル配位子を有するジアルキルルテチウム錯体と助触媒としてトリチルカチオンを0.5mol当量用いる重合系において、効率良くメタクリル酸メチルのヘテロタクチック重合が進行することが明らかになった。またこのシクロペンタジエニル配位子を連結した2核希土類錯体を用いる場合でも、高ヘテロタクチック重合が進行することが見出された。
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