研究課題/領域番号 |
15K17912
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
河村 暁文 関西大学, 化学生命工学部, 助教 (50612579)
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研究協力者 |
宮田 隆志
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 刺激応答性ゲル微粒子 / pH応答性 / 還元環境応答性 / ソープフリー乳化重合 / ドラッグデリバリーシステム / 核酸デリバリー / マイクロRNA干渉 / ドキソルビシン |
研究成果の概要 |
細胞内環境を認識して薬物を放出するナノトランスポーターの創製を目的として,酸性かつ還元環境において膨潤する二重刺激応答性ゲル微粒子を設計・合成した。得られたゲル微粒子は,酸性かつ還元環境において劇的に膨潤した。また,その細胞内動態を観察したところ,ゲル微粒子の細胞毒性は低く,エンドサイトーシス経路により細胞内に取り込まれることがわかった。さらにゲル微粒子内への抗がん剤やオリゴ核酸の内包プロトコールを確立し,ゲル微粒子からの薬物放出挙動を評価したところ,酸性かつ還元環境下において薬物の放出が促進されることがわかった。このような二重刺激応答性ゲル微粒子はナノトランスポーターとして有用である。
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