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生体の不確定性を取り扱う非線形確率有限要素法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K17932
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 機械材料・材料力学
研究機関東京大学

研究代表者

波田野 明日可  東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師 (20707202)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード流体構造連成解析 / 流体構造連成 / 医用画像 / 確率有限要素法 / 血管 / 狭窄 / 造影剤 / 有限要素法 / 不確定性 / 機械学習
研究成果の概要

流体構造連成解析を狭窄柔軟管の拍動流について実現した。狭窄管実験の文献値との比較および、分岐狭窄柔軟ファントム拍動流実験とそれを模擬した解析との比較より,一致を確認し解析の妥当性を確認した.狭窄率80%と95%とで血液の粘性を用いて解析を行い,漸増する造影剤に見立てたパーティクルトレース解析を行った.80%狭窄では軸対称な流れにより再現性のある密度分布となる一方で95%狭窄では噴流の方向が変化することで密度分布が拍毎にばらつきが生じることを示した.また、流体構造連成解析について、流体の粘性を確率変数とする確率有限要素法を実装し、その妥当性の確認を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

構造のシミュレーションは複雑な形状がシミュレーションできればよいという確定的シミュレーションの時代を経て,材料・加工・保守などの不確定要素に由来する確率的応答を考慮に入れた信頼性工学が発展し,実際の設計に不可欠なツールとして発展してきている.生体のシミュレーションに関しても,確定的なシミュレーションを行う技術は確立してきており、生体シミュレーションにも「品質」が求められるようになってきている.本研究による生体シミュレーションの不確かさを定量化する手法の確立は,診断支援など医学的応用を考える上で必要不可欠であり生体シミュレーションが実際に社会に役立つために不可欠な基礎技術である.

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2018 2016 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 分岐狭窄柔軟ファントム実験とALE流体構造連成解析による造影剤動態解明2018

    • 著者名/発表者名
      HATANO Asuka、SUMIYOSHITANI Jun、SUZUKI Kazuma、GORYU Akihiro、KANO Akira、KATO Mitsuaki、HIROHATA Kenji、IZUMI Satoshi
    • 雑誌名

      日本機械学会論文集

      巻: 84 号: 863 ページ: 18-00015-18-00015

    • DOI

      10.1299/transjsme.18-00015

    • NAID

      130007418706

    • ISSN
      2187-9761
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 狭窄柔軟管内流れの解析における境界条件と物性値の影響度評価2018

    • 著者名/発表者名
      鈴木一真、波田野明日可、高本聡、泉聡志
    • 学会等名
      生体医工学シンポジウム
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 狭窄を伴う柔軟管内拍動流の流体構造連成解析2016

    • 著者名/発表者名
      住吉谷淳,波田野明日可,牛流章弘,加納明,加藤光章,廣畑賢治,泉聡志,酒井信介
    • 学会等名
      日本機械学会 第27回バイオフロンティア講演会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2016-10-23
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [備考] 狭窄管内流れのFSI有限要素解析と造影剤動態解明

    • URL

      http://www.fml.t.u-tokyo.ac.jp/research.html#09

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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