研究課題/領域番号 |
15K17964
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
設計工学・機械機能要素・トライボロジー
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター |
研究代表者 |
徳田 祐樹 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター, 開発本部開発第二部表面・化学技術グループ, 副主任研究員 (30633515)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | トライボロジー / 表面改質 / ダイヤモンド・ライク・カーボン膜 / 非晶質炭素薄膜 / 非晶質炭素膜 |
研究成果の概要 |
水素含有DLC膜へのボロン添加により導電性を付与し、摺動界面でトライボプラズマを発生させることで、摩耗粉の構造制御ならびに潤滑効果の向上を目指した。試作の結果、膜中へのボロン添加による導電性の制御に成功したが、耐摩耗性が劣化してしまった。そこで、「ボロン添加水素含有DLC膜」に代わる新規DLC膜として、膜中に塩素を含む「塩素含有DLC膜」の開発に取り組んだ。その結果、塩素含有DLC膜はアルミニウム合金との摩擦において、従来の水素含有DLCよりも低摩擦かつ高耐摩耗性を示した。この特性向上は、摺動界面での摩擦により形成された塩素系トライボフィルム(摩擦反応膜)による効果であることを明らかとした。
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