研究課題/領域番号 |
15K18021
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
梅谷 和弘 岡山大学, 自然科学研究科, 助教 (60749323)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 電気自動車 / ハイブリッド自動車 / 同期モータ / インバータ / トルクリップル / スイッチトリラクタンスモータ / モータ理論 / トルクリプル / 電源電流リプル / 解析力学 / 駆動方法 / スイッチドリラクタンスモータ / 解析モデル |
研究成果の概要 |
スイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)は永久磁石が不要なことから,堅牢性や安価性に優れたモータである.その反面,騒音の原因になるトルクリップルや,モータを駆動するインバータの電源電流に発生する電源電流リップルが大きい,高速駆動が困難という問題がある.本研究では,これらの課題を同時に解決する技術として,新しい相電流波形による駆動方法を提案することができた.さらに,この駆動方法によるデメリットである相電流の増加を最小限に抑えるため,この駆動方法に適したSRモータの構造を解明した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、環境負荷が少ない電動自動車としてEVやHVが急速に普及し始めている.このような自動車の駆動には,小型・高出力なモータが必要であり,その観点から現在,埋め込み磁石同期モータを広く用いている.ところが,このモータはレアアースを主成分とするネオジウム磁石を多用するために,レアアースの供給不安定の影響を受けやすく,価格が高くなりやすい.本研究では,埋め込み磁石同期モータを,レアアースを用いないスイッチトリラクタンスモータに置き換えることために必要な新しい駆動方法を,世界に先駆けて開発することができた.本成果を活用することで,EVやHVの安定的な普及が可能になると期待している.
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