統一評価理論に基づく洪水および地震ハザードを考慮した河川堤防の総合的な信頼性解析

• 研究課題/領域番号: 15K18112
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 地盤工学
• 研究機関: 新潟大学
• 研究代表者: 大竹 雄 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (90598822)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 河川堤防 / 信頼性解析 / パイピング / リスク / 意思決定 / 洪水ハザード / ベイズ更新 / 変状履歴 / 信頼性更新 / ベイズ統計学 / リスクコミュニケーション

研究成果の概要

本研究は，ハザードを考慮した総合的な河川堤防の信頼性解析法の開発を統一的な理論に基づいて構築することを目指してきた．河川堤防の信頼性解析の開発が進むオランダ国の事例を調査し，我が国の河川堤防へ応用するための基礎理論の構築を行った．その上で，ある1級河川堤防35kmへ適用することで具体的なリスク計算を行うことで，有効性を検証した．

研究成果

• [雑誌論文] 空間分布を考慮した桟橋RC構造物の確率的劣化予測とその寄与度分析 (2017)
  • 著者名/発表者名: 大竹雄，兵頭武志，本城勇介，北澤周作
  • 雑誌名: 土木学会論文集B3(海洋開発) 巻: Vol.73, No.2
  • NAID: 130005995522
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 船舶接岸速度の統計的性質に着目した直杭式横桟橋の杭の応力照査に関する信頼性解析 (2017)
  • 著者名/発表者名: 竹信正寛，宮田正史，勝俣優，村上和康，本城勇介，大竹雄
  • 雑誌名: 土木学会論文集B3(海洋開発) 巻: Vol.73, No.2
  • NAID: 130005995519
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 地盤調査法とひずみレベルを考慮した設計用地盤変形係数の推定方法 (2017)
  • 著者名/発表者名: 大竹雄，七澤利明，本城勇介，河野哲也，田辺晶規
  • 雑誌名: 土木学会論文集C(地圏工学) 巻: Vol.73, No.4 ページ: 412-428
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 基礎の変位レベルと地盤のひずみレベルを考慮した設計用地盤反力係数の推定方法 (2017)
  • 著者名/発表者名: 大竹雄，七澤利明，本城勇介，河野哲也，田辺晶規
  • 雑誌名: 土木学会論文集C(地圏工学) 巻: Vol.73, No.4 ページ: 396-411
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 地盤調査法とひずみレベルを考慮した 設計用地盤変形係数の推定法 (2017)
  • 著者名/発表者名: 大竹 雄，七澤 利明，本城 勇介，河野 哲也，田辺 晶規
  • 雑誌名: 土木学会論文集C(地圏工学) 巻: 未定
  • NAID: 130006904079
  • 査読あり
• [雑誌論文] 基礎の変位レベルと地盤のひずみレベル を考慮した設計用地盤反力係数の推定法 (2017)
  • 著者名/発表者名: 大竹 雄，七澤 利明，本城 勇介，河野 哲也，田辺 晶規
  • 雑誌名: 土木学会論文集C(地圏工学) 巻: 未定
  • NAID: 130006904078
  • 査読あり
• [雑誌論文] Coupled Markov Chain モデルを用いた 河川堤防パイピング危険個所の見落としリスク評価 (2017)
  • 著者名/発表者名: 小出央人，大竹雄
  • 雑誌名: 土木学会論文集A2(応用力学) 巻: 未定
  • 査読あり
• [雑誌論文] 仮設土留めのリアルタイム安全監視システム構築へ向けた 逆解析の定式化と推定誤差の分析 (2017)
  • 著者名/発表者名: 児玉真之介，大竹 雄，本城勇介，吉田郁政
  • 雑誌名: 土木学会論文集A2(応用力学) 巻: 未定
  • 査読あり
• [雑誌論文] 地盤構造物設計の不確実性寄与度分析と設計の観点からみた地盤工学の課題 (2016)
  • 著者名/発表者名: 大竹雄，本城勇介
  • 雑誌名: 土木学会論文集C(地圏工学) 巻: Vol.72，No.4 ページ: 310-326
  • NAID: 130005285619
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Continuous River Levee Safety Assessment Based on a Reliability Analysis (2015)
  • 著者名/発表者名: Y. Otake, Y.Honjo, Y.Hiramatsu, K.Lee and T.Kodaka
  • 雑誌名: Geotechnical Safety and RiskV 巻: Vol.1 ページ: 563-568
  • 査読あり / 国際共著 / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] On the Inspection of River Levee Safety in Japan by MLITProc. of Geotechnical Safety and Risk V (2015)
  • 著者名/発表者名: Y. Honjo, H. Mori, M. Ishihara and Y. Otake.
  • 雑誌名: Geotechnical Safety and RiskV 巻: Vol.1 ページ: 855-860
  • 査読あり / 国際共著 / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 情報の価値Value of Informationに基づく最適な観測点位置および箇所数の評価法 (2015)
  • 著者名/発表者名: 吉田郁政，大竹雄，本城勇介
  • 雑誌名: 土木学会論文集A2(応用力学) 巻: Vol.71 ページ: 1-13
  • 査読あり / オープンアクセス
• [学会発表] Characterization of Epistemic Uncertainty in River Dike Risk Assessment considering Spatial Distribution of Soil Layer (2018)
  • 著者名/発表者名: Hiroto Koide and Yu Otake
  • 学会等名: International Symposium on Reliability Engineering and Risk Management
  • 国際学会
• [学会発表] Revision of “the technical standard for port harbor structures” based on LRFD (2017)
  • 著者名/発表者名: Masahiro Takenobu, Masafumi Miyata, Yusuke Honjo, Yu Otake, Takehiko Sato and Satoshi Nishioka
  • 学会等名: ISGSR2017
• [学会発表] Evaluation of Statistical Estimation Error in an Embankment Stability Problem (2017)
  • 著者名/発表者名: Yusuke Honjo and Yu Otake
  • 学会等名: ISGSR2017
• [学会発表] 不完全情報を用いた河川堤防の安全管理に向けた基礎研究-その1- (2016)
  • 著者名/発表者名: 大竹雄，佐藤周作，本城勇介
  • 学会等名: 地盤工学会
  • 発表場所: 岡山大学
  • 年月日: 2016-09-13
• [学会発表] 不完全情報を用いた河川堤防の安全管理に向けた基礎研究-その2- (2016)
  • 著者名/発表者名: 佐藤周作，大竹雄，本城勇介
  • 学会等名: 地盤工学会
  • 発表場所: 岡山大学
  • 年月日: 2016-09-13
• [学会発表] 実河川堤防の浸透安定性に関する危険箇所抽出方法の提案 (2015)
  • 著者名/発表者名: 大竹雄，本城勇介，平松佑一，李圭太，小高猛司
  • 学会等名: 第 3 回 地盤工学から見た堤防技術シンポジウム
  • 発表場所: 地盤工学会本部
  • 年月日: 2015-12-02
• [学会・シンポジウム開催] Geotechnical Safety and Risk V (2015)
  • 発表場所: オランダロッテルダム
  • 年月日: 2015-10-13