研究課題/領域番号 |
15K18246
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
材料加工・組織制御工学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
細川 明秀 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 磁性粉末冶金研究センター, 研究員 (10748461)
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研究協力者 |
高木 健太 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 磁性粉末冶金研究センター, チームリーダー
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 永久磁石 / 窒化 / TEM / SEM / EBSD / 集合組織 / 異方性 / 配向 / サマリウム鉄窒素 / 保磁力 / 角型比 / 角形比 |
研究成果の概要 |
Sm-Fe-N磁粉は、一般的には粉末粒径を微細化する事で高保磁力を得る。一方で、Sm-Fe-N粉末を過窒化する事で粒子内部に微細なナノセル状組織が形成し保磁力が高まる事も知られているが、過窒化中に結晶セルが回転し粉末が等方的になるという問題がある。本研究ではこの過窒化によるナノセル状組織の生成機構をマルチスケール組織解析を駆使して解明し、結晶セルが回転している領域はごく限られた領域で起きる現象で、多くの部分では結晶セルは配向したまま回転しない事を明らかにした。この研究により、結晶セルの回転制御よりも粉末粒子内部の組織の均一化に注力した組織制御が高特性化に有効である事を明らかにした。
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