研究課題/領域番号 |
15K18416
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腫瘍生物学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
ワリ ナディラ 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90751868)
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研究協力者 |
折茂 彰
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 癌微小環境 / 線維芽細胞 / Notch シグナル / 乳癌 / 癌内繊維芽細胞 / Notchシグナル / CAFs / TGF-bシグナル / Notch signal / 癌進展 / CAFs / ガンの微小環境 / Notch シグナル |
研究成果の概要 |
本研究では、CAFsによるNotchシグナルの役割を明らかにする事を試みた。申請者のグループで樹立されたヒト乳癌由来のCAFsを用い、Notch関連因子の遺伝子発現をReal-time PCRで検討した。その結果、対照のヒト正常乳腺由来線維芽細胞と比較して、Notchシグナルが活性化し、活性化線維芽細胞能を媒介していることが示唆された。この結果より、CAFsにおけるNotchシグナルの活性化がCAFsの癌促進に寄与している可能性が推測された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
癌細胞に焦点をあてた治療は、悪性化した癌細胞においては高頻度に治療抵抗性の表現型を促進することが知られている。癌微小環境に多数存在する線維芽細胞が癌悪性化に促進しているとことより、癌内の線維芽細胞で異常に活性化しているシグナルを解明し、癌治療に応用する試みは、今後の癌治療学において治療抵抗性などの厄介な問題を克服するために極めて重要な立ち位置をしめると思われる。
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