研究課題/領域番号 |
15K18425
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腫瘍生物学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
堀 芽久美 国立研究開発法人国立がん研究センター, がん対策情報センター, 研究員 (20735732)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | がん罹患 / 年次推移 / がん登録 / がん罹患推移 / 登録率 / がん罹患リスク因子 |
研究成果の概要 |
地域がん登録を用いてがん罹患推移を検討する場合、登録率が罹患数に影響を与えるため、登録率の変動の影響を調整する必要がある。本研究ではがん登録の登録率やがんのリスクファクターである生活要因の変動が罹患推移に与えた影響を評価した。 拠点病院の整備に起因する届出数の増加による登録率の向上が年次推移に影響を与える大きな要因の1つであった。今回対象とした地域では、登録率の向上を補正した場合にはがん罹患数の大きな増加は見られなかった。これらの傾向は地域によって異なることが予想される。今後、他地域での検討を続け、結果を日本全体に適用できるか評価することが重要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リスクの定量的な評価は、がん対策を行う際に、その対策の効果の規模を予測する資料として有用であり、より有効な対策の立案につながるものである。また、登録率が見かけ上の罹患の増減を引き起こしていると考え、罹患の増減に影響を与える因子の一つとして補正することにより、近年、登録率が変化(向上)した地域においても真の罹患推移を明らかにできる。これにより、より多くの地域で、罹患推移の把握及びリスク分析の実施を可能とし、国全体の代表性の高い結果を示すことができる。
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