研究課題/領域番号 |
15K18483
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
皿井 直敬 国立研究開発法人理化学研究所, 多細胞システム形成研究センター, 研究員 (60733136)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 発生生物学 / 分子細胞生物学 |
研究実績の概要 |
申請者の所属する研究室ではこれまで哺乳類細胞DNA複製タイミングのゲノムワイド解析を確立し、分化に伴う発生制御様式を明らかにした。Early SからLate SへのDNA複製タイミング変化は凝縮した核膜周辺ヘテロクロマチン構造の獲得とよく一致し、これがマウスのエピブラスト相当の時期に大量に生じることも明らかにしてきた。その代表例である雌不活性X染色体のLate S複製タイミング解除を指標にマウス胚性癌細胞MC12を用いたsiRNAスクリーニングを行うことにより、最近4つの新規遺伝子を見出した。 当該年度においては、新規に発見した因子のノックアウトMC12細胞をCRISPR/Cas9で作製中であり、それらのうちの一部は既に作成が終了している。CRISPR/Cas9によるノックアウトはRNAの発現量は変化すること無く、蛋白質の発現量のみを下げることが可能である。ゆえに、CRISPR/Cas9でノックアウトしたMC12細胞の不活性Xに異常が見られるか否かを解析することで、siRNAスクリーニングで発見した因子が蛋白質としてではなく、RNAとしての機能を持ち得るのかどうかが判定できる。今後は、この細胞をさらにsiRNA処理することで不活性XのLate S複製解除の頻度や脱凝縮の度合いをEdU染色法やFISH法で判定しようと試みている。現在は、既に作成が完了した細胞を用いて予備的な実験を行っているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
平成27年7月6日より、休職のため研究を中断しているため。
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今後の研究の推進方策 |
現在、休職中のため、研究活動が不可能な状態にある。また、平成28年6月1日付けで海外の研究機関に採用されるため、平成28年5月31日で現在の職を辞職する事となり、応募資格を失う事になる。そのため、今年度末を持って、補助事業の廃止を申請中である。
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次年度使用額の使用計画 |
平成28年5月31日で現在の職を辞職する事となり、応募資格を失う事になる。そのため、今年度末を持って、補助事業の廃止を申請中である。
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