研究課題
若手研究(B)
孔辺細胞には葉緑体が存在するが、その機能や形成メカニズムに関しては不明な点が多い。そこで、葉肉細胞の葉緑体は正常だが、孔辺細胞の葉緑体形成に異常をもつgles1変異体をシロイヌナズナから単離した。葉緑体を構成する膜脂質は原核型と真核型の2つの脂質代謝経路から合成される。gles1変異体の原因遺伝子は、葉緑体の包膜に存在し、真核型脂質を葉緑体に取り込む輸送体の一部をコードしていた。また、孔辺細胞は葉肉細胞と比較して原核型の脂質経路が退化しているというユニークな脂質代謝特性を示すことが分かった。これらの結果より、真核型の脂質代謝経路は気孔の葉緑体形成に必須であることを明らかにした。
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すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 2件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 6件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件) 備考 (3件)
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